人間にとって最も価値のある生き方というのは、次の世代によい贈り物をすることなのです。自分の時代をどう生きるかということではなくて、次の世代にどういう贈り物をしていくのかというのが、自分の世代をよりよく生きることにつながると思うのです。そういう生き方が本当の生き方だと思っています。
地球を美しく残そう。緑を残そう、美しい空気を残そうというのと同じように、あるいはそれ以上に価値があるのは、次の世代の子どもをより健康に残そうということだと思います。だからもっとも高貴で、高尚な仕事をしているのが育児なのです。
私たちはしばしば、すぐれた自動車をつくる、すぐれたコンピューターをつくる、そういうたぐいのことに大きな生きがいを感じたりします。それはそれで価値があると思います。しかし、もっと価値がある仕事は、美しい緑を残す、美しい地球を残すことでしょう。そしてさらにもっと価値がある仕事と言っていいのは、そこで生きる次の世代を健康に残すことでしょう。そのために私たちはコミュニティカレッジ*を開いてきました。
今年度も皆さんとご一緒にもっとも価値ある仕事に汗を流したいと思っています。
(子育て協会 子育て情報誌「コミュニケーション」より)
注:*コミュニティカレッジは、子育て協会の子育て講座です。現在活動してません。

「育児以上に創造性のある仕事を私は知らない」佐々木正美
♥佐々木正美先生のお話(音声)-(終了いたしました)
佐々木先生の声を聞くことができたと、多くの嬉しい感想をいただきました。ありがとうござます。サーバー負荷のため、3月末で終了いたしました。

佐々木正美先生 インタビューシリーズ

書籍等からの転載を快く承諾して下さいました佐々木正美先生と子育て協会に深く感謝申し上げます