佐々木正美の”ことば”19 

過保護でいい

独創的な仕事をした人の伝記を読むと、多くの場合、親に溺愛されたとあります。

それは本当なのです。本人のペースで卒業できるまで待っていてくれるので、本当の自立をしていくことができるのです。
まわりの大人の評価を気にして、顔色を見ながら生きていないので、独創的に生きることができるのです。

自立、自主性ということは、基本的にはそういうものです。大人の規範に早くから強くはめてしまえば、そしてそれが一見うまくいっていれば、大人にとって楽なだけです。

けれどもその子の将来には期待は小さいということに、ある意味ではなっているのです。

佐々木正美

子育て協会の提供です