喜び合う
人との関係のあり方を学ぶということは、人間同士の相互依存のあり方を学ぶことですが、これは親から子へ一方的に教えるというものではありません。
なぜなら、親も子どもに依存しながら生きているからです。
子どもは親に笑顔を見せたり、おしゃべりをしたり、発達したりして、親にたくさんの喜びを与えているわけです。ですから、兄弟姉妹、夫婦、親子もみんな、人間関係というのは相互に依存し合っているのです。
子どもは、相互に依存し合う、喜びを分かち合う、与え合うということを通して、まず家庭の間で人間関係の喜びを学んでいくのです。
佐々木正美
子育て協会の提供です