佐々木正美の”ことば”15 

喜び合う

人との関係のあり方を学ぶということは、人間同士の相互依存のあり方を学ぶことですが、これは親から子へ一方的に教えるというものではありません。
なぜなら、親も子どもに依存しながら生きているからです。


子どもは親に笑顔を見せたり、おしゃべりをしたり、発達したりして、親にたくさんの喜びを与えているわけです。ですから、兄弟姉妹、夫婦、親子もみんな、人間関係というのは相互に依存し合っているのです。

子どもは、相互に依存し合う、喜びを分かち合う、与え合うということを通して、まず家庭の間で人間関係の喜びを学んでいくのです。

佐々木正美

子育て協会の提供です