佐々木正美先生の「ことばの森」−子育て協会

    
 

愛情

 

 

 

 

 

 

 

 

幼児期から子どもの将来を心配するような愛情はい

けない。将来を心配するのは、子どもが大きくなって

からでいい。今が大切である。

 

子どもは自分を好きにならなければ、友だちを好きに

なれない。自分のことを好きになれる子どもは、十分

に愛されている子どもである。十分にとは、できるだ

け条件をつけないでということである。何かがよくでき

るようになったら喜んであげるなどという、親の身勝

手な愛や欲望にもてあそばれることがないように・・・

である。

子どもには条件付きでない愛情をかけてあげることだ。

愛情に条件はない。この次は頑張りなさいというのは、

時として現状の否定であり、条件である。

 


 

人間関係

 

ストレスを生むのも、ストレスを解消するのも人

間関係の中である。 だから、人間は深い人間関

係の中で安らぐというのがいい。仲間とコミュニ

ケーションするのが安らぎだというのがいい。

だから、おとなだって一人で酒を飲むのはよくな

い。気の合った仲間と一緒がいい。

人間関係を楽しむような練習が、子どもの頃から

できていない子どもほど攻撃的になる。子どもの

保育や教育に携わるような仕事の人が孤独であっ

てはいけない。子どもを本当に受け入れるために

は、自分が人から受け入れられていなければなら

ない。 

少年の心の成長のためには、人間関係の質よりま

ず量が大切である。現代っ子は、少年時代に人間

関係の量が足りない。量より質が大切になるのは、

思春期になってからである。           

人間は深い人間関係の中で安らぐというのがよい。

子どもの時に一人でいるのがホッとするようではいけ

ない。本当は大人だって。  


母親

子どもが「いい子」になると可愛がるお母さんがいる。

しかし、子どもは可愛がられると「いい子」になるので

ある。  

 

自信は人を信じることから生まれる。

だから人生の初期に、母親を強く信じることができた

子どもは幸せである。 

 

家族

家庭

息を抜いてくつろげるというところに家庭のよさがある。

毎日、帰宅する意味がある。今日のわが国には、家庭

がくつろぎの場になっていない不幸な子どもがいる。

それも大勢いる。

 

父親が二人いるような両親では子どもが萎縮する。

母親が二人いるような家庭では、子どもに社会的人格

が育ちにくい。

 

不登校も拒食症もアルコール依存症も、精神心理的

な問題の解決には、家庭をくつろぎの場にすることが

最善のことである。そしておそらくその予防にも。


保育

育児

 

育児以上に創造性のある仕事を私は知らない。

 

子どもの言うことを十分に聞いてやれれば、育児は

たいていうまくいく。

 

   

 

ことばの森の本

ことばの森」について

「ことばの森」は、「生命」「愛情」「母親」「成長」「遊び」「偏食」「過保護」などさまざまな項目に数多くのことばが収録された美しい写真入りの本です。

子育て協会所長の杉浦正明先生が、 佐々木正美先生の講演や講義で語られた中から、選ばれて本にした言葉集です。子育てについてのみらなず、人として生きていくことの多くが学べます。

神奈川県内では、幼稚園保育園の保育士や教諭、小中学校の教諭、 保健士、そして子育て サークルのお母さんの勉強会のテキストとして活用されているベストセラーの本です。一般の方も、プレゼントとして購入される方が、多数おられます。  

児童精神科医・佐々木正美の「ことばの森」発行:子育て協会 90ページ

 

ただいま絶版になっております。在庫もありません。申し訳ありません。

 

無断転用、引用をお断りします。

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