誕生会

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たかがお誕生会 されどお誕生会

子育て協会 編集室&ゆめこびと(清水 有田 木村)

 

  子どもをもつ親にとって、今や避けて通れなくなっているイベントの一つがお誕生会。今年も子どものお誕生日が近づいてくると、内心ハラハラ…またあんなに大変な思いをしなくちゃいけないのかと、憂鬱になってしまうお母さん、いませんか? 内容もだんだん派手になりつつあるお誕生会。だれのため、何のためのお誕生会なのか、お誕生会の意味をもう一度ご一緒に考え直してみませんか。

 

 

◆◆ お誕生会の実態はいかに? ◆◆

子どもの写真

 自宅に大勢友達を呼び、プレゼントをあげたりもらったりする今のお誕生会。その実態はどうなのか、私たち編集室は、幼児や小学生をもつお母さん50人にアンケート調査を行いました。調査は、藤沢市を中心にいろいろな地域で行いましたが、エリアによる差はあまりなく、どこでも似たような結果でした。友達を呼んでのお誕生会をしない人は全体の26%。男子は64%、女子は84%の人が開いています。

 特に4月生まれの子が開くと連鎖的に開くようです。ここから「呼ばれたので呼び返す」という暗黙のルールができあがってしまうのでしょうか。男の子はしないというところも。結局は子どものクラスや地域にいるお母さんたちの多数意見で決まってくるようです。

 お誕生会を開く理由は、子どもが喜ぶ、友達が増える、親も交友できる、子どもが望む、というのが主です。開かない人でも子どもが頼めば、無理のない内容なら、開いてもいいと考えている人も。しかしほとんどは、本来家族で祝うものだと思う、招待する子を選ぶことや準備が大変なのでしていません。開いた経験がある人でも、できたらもうやりたくない、負担が大きい、という意見が多数。

 転校したてのとき、友達づくりのきっかけにした、子どもが小さいうちは親同士の楽しみでもある、普段は呼べない子を呼ぶ機会、という前向きな考えの人もいますが、プレゼントの金額が高い、親の交友関係と子どもの呼びたい子にずれがある、友達のお誕生会の内容をまねたがる、お返しをあてにする子がいる、プレゼントより高いお返しをもらった、呼ばない子をなくすと人数が多くなる、と悩みはつきません。お誕生会は親の価値観が表れるためか、友達のお母さんの反応もネックになるようです。そんな中で他人を呼ぶ必要性があるのか、子ども自身の考えや小遣いでプレゼントをするべきでは、ただプレゼントやお返しなどの品物だけが先行し過ぎ、という辛口の意見もありました。

 

<< 50人のお母さんに聞きました >>

 

誕生会の内容

 

誕生会の場所

 

お誕生会にまつわる
エピソードあれこれ

●親がシキる“完全お膳立て型誕生会”

 A君のお誕生会の話にびっくり。娘がA君の家に行くと、まずプログラムなるものを渡されたそうです。そこには会の式次第?がしっかり書かれ、綿密なスケジュールが用意されていたとか。進行係はお母さん。たくさんの種類のゲーム、しかも豪華な景品つき。娘は持参したプレゼントよりはるかにりっぱなお返しをもらってきました。(小2女子)

●デパートのお赤飯をおみやげに

 いろいろなお誕生会でお返しをもらいますが、一番驚いたのは、B君のお誕生会で高価なお返しの品と一緒にいただいた、デパートの包装紙で包まれた折り詰めのお赤飯。お赤飯は家で炊き、そのおすそ分けをいただくものと思っていた私って古いでしょうか。お礼の電話をしたら「お赤飯、お口に合いますでしょうか?」と言われさらに絶句!(小1男子)

●会費制、カラオケルーム貸切り型

 C子ちやんのお誕生会はカラオケルームを貸切り、500円の会費制で行われました。プレゼントはナシ、お返しもナシ。カラオケで歌って、お菓子を食べ、ゲームをして遊んだそうです。誰かにこれならたくさん呼べるし、余計な気を遣わな<てすむし、後腐れがない感じ。とっても合理的でなるほどと思いましたが、何だかどうもねえ…。(小4女子)

●幼稚園帰りに車でお迎え型

 D君のお誕生会の当日、いつもは園バスで帰る子のお母さんが迎えに来て、会に呼ばれている仲良しグループの男の子たちを車に。周りの子は訳を知らないので一緒に行きたがって騒ぐし、中には「ぼくも行きたい」と泣き出す子も。先生もなだめるのにひと苦労していました。園からは、一度帰ってからにして下さいと言われているのに。(年中男子)

 

〈参考例〉

  1. とにかく「誕生日は家族で祝うこと」と定着させています。そして「よそはよそ、うちはうち」ということを納得させると、例え招待されても自分も同じことをしてほしいと言いません。普段から友達を家に呼んだり呼ばれたりしていることの方が大切では。(Tママ)

  2. 家が狭いし後片付けも大変なので、少し離れた広い公園に行き、ピクニック気分のパーティーをしました。気がねなく親子で来てもらい、ハンカチ落としやだるまさんころんだ等のゲームをしました。外で食べれば何でもおいしく、セッティングも不要です。(Sママ)

  3. プレゼントなし、お返しなし、いつものおやつがケーキにかわっただけという気楽なお誕生会を開きたかったのですが、それでもプレゼントをもってきてしまう子がいるのです。今年は招待状に「カードを描いて持ってきてね」と書いたら、効果がありました。(Kママ)

  4. お誕生日は家族で祝いたいし、子どもが一人だけ主役になるのも変なので、クリスマス会をやりました。各自似顔絵や折り紙などを作ってきてもらい、歌に合わせて交換を。お楽しみは、ちょっとドレスアップした服装。結局それでドッチボールもしましたが。(Cママ)

 

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